ダッシュボードはシステムのメインページです。ここでチケット・アクティビティに関連する他のスタッフやチケットに関する概要を得ることができます。それは担当者にとっての日常業務のための出発点であると言えます。それはデフォルトでチケットの即時サマリーを表示します。サマリーには他の情報の中で保留、エスカレーション、新規および対応中の情報があります。
ダッシュボードの最も重要な機能のひとつは完璧なカスタマイズ機能です。要素を表示あるいは非表示にすることで思い通りに各パートを構成することができることを意味します。要素のヘッダをクリックしながらドラッグし要素をどこにでもドロップすることで同じ列の中でこの要素を再配置することさえ可能です。システムは、ボックスから使用する準備ができているいくつかのウィジェットを持っています。しかし、ダッシュボード画面のモジュール設計は、カスタム・ウィジェットを簡単に統合する準備ができています。
この画面のコンテンツは2つのメインカラムに整列され、その左カラムで各状態(リマインダ、エスカレーション、新規、対応中といった)で分類されたチケットに関する情報を見ることができます。この各ウィジェットでは、他のフィルターの中で、アクセスすることを認められるチケット、ロックしたチケット、および他のフィルタ中に担当者が定義したキューにあるチケットのをすべて見るために結果をフィルタすることができます。このカラムには他の種類のウィジェットもあり、それらすべてを以下の述べます。
左列 ダッシュボード・ウィジェット
チケット・リスト・ウィジェット
このカテゴリーの下のウィジェットは全体的な同じ挙動、ルック・アンド・フィールを共有します。このウィジェットは決定した状態のチケットのリストを表示します。チケット数は各リスト・ページに表示します。リスト・ページは、ウィジェット・オプション(あなたがウィジェットの右上部上にマウスポインタを置くとそれらが現われます)で構成することができます。このウィジェットは次のフィルタを支援します:
自身のロック・チケット
ログインした担当者がロックされたチケット
自身の監視チケット
ログインした担当者がウオッチリストを持っているチケット。それを表示するためにTicket::Watcher 設定をオンにすることが必要です。
自身の責任者
ログインしている担当者が責任者として設定されているチケット。Ticket::Responsible設定は、このフィルターを可視化できるようにオンにする必要があります。
自身のキューにあるチケット
このチケットは担当者が「マイ・キュー」として定義するキューにあります。
担当サービス内チケット
The tickets that are assigned to services where the agent define as "My Services" and are on queues with at least read-only permissions.
全てのチケット
担当者がアクセス権を持つ全てのチケット
このウィジェットは:
リマインダ・チケット
保留として設定され、かつ、リマインダ日を経過したチケット。
エスカレーションされたチケット
エスカレーション済のチケット
新規チケット
状態「新規」を持つチケット
対応中チケット / 返答必要
状態「対応中」を持つチケットとそれらを対応する準備
イベント・チケット・カレンダー
カレンダ・イベントは新規チケットが作成された時、イベント・チケット・カレンダ機能が有効になります。それはチケット作成画面に表示する2つの新規フィールドを必要とし、ひとつはイベント開始時刻、他方は終了時刻用です。この2つの時刻がイベント期間を決定します。定義されます。
このウィジェットは次のビューを含みます:月、週、日、及び左右の矢印を使用することでページからスクロールできる担当者です。
直前にウィジェットは十分に有効になっていないと述べたようにチケット用の「Date/Time」の動的フィールドのいくつかはシステムに追加し、(管理者パネルにある動的フィールドリンク経由で)それらをこのウィジェットのためにSysConfigで設定すべきです。両方の動的フィールドはチケット生成画面に表示されるように構成されるべきです。それらは、カレンダのイベント(開始及び終了時間)用の時間枠について記述するために、チケット生成あるいは他のチケット・アクション画面(例えば自由フィールド)中に満たされるべきです。チケット・ズーム画面は、それが必要であると考えた場合、動的フィールドも示すように構成されるかもしれません。
このウィジェットのためのさらなる構成は、SysConfig中の"Frontend::Agent::Dashboard::EventsTicketCalendar" サブグループの下で見つけられるかもしれません。
カレンダー幅
カレンダの幅をパーセントで定義します。デフォルトは95%です。
DynamicFieldStartTime
開始時間の動的フィールド名を定義します。
DynamicFieldEndTime
終了時間の動的フィールド名を定義します。
キュー
この設定で明記されたキュー上のチケットのみが、カレンダ・ビューで検討されます。
DynamicFieldsForEvents
カレンダ・イベント・オーバーレイ画面に表示する動的フィールドを定義します。
TicketFieldsForEvents
カレンダ・イベント・オーバーレイ画面に表示するチケット属性を定義します。
チケット・キュー・外観
このウィジェットは行がキューを表し列がチケット状態を表しているチケット・カウント・マトリックスの中で表示します。各セルには、特定のキュー上に属する定義された状態上のチケット数が表示されます。
ウィジェットは、集計行および集計列も表示します。集計行は、すべての示されたキュー上の各状態のチケットの合計を表します。一方、集計列はすべての示された状態上で各キューのチケットの合計を表します。
表示されるキューと状態はSysConfigで変更することができます
チケット・カウント数のどれかをクリックすると検索結果ページが開き、担当者にそれらのより詳細な概要を得させます。
右列に特別なウィジェットが位置しており、非表示あるいは表示したいウィジェットをコントロールすることができます。これがウィジェットの設定です。セクションを拡張するヘッダをクリックします。すると下図のように全ての利用可能なウィジェットが見えます。各ウィジェット名にはチェックボックがあり、ダッシュボードでのウィジェットの可視性を定義するためにこのチェックボックスを使用します(チェックが外れているウィジェットは表示されません)。可視性オプションを定義したら、変更を格納するために「保存」をクリックします。このセクションはスクリーンに固定されるので、それをドラッグ&ドロップができないし閉じることもできないということです。
図:ダッシュボード設定の編集
右列ダッシュボード・ウィジェット
7日統計
それは、2行のラインを含んでいる過去7日にわたるチケット活動のグラフを示します。通常青い色である第1行は、日次作成チケット数を表示し、通常オレンジ色の第2行は日次完了チケットを表示します。
次回のイベント
エスカレーションするためあるいは既にエスカレーションされた至急のチケットはここにリストされます。このウィジェットからの情報は大変役立ちます。なぜなら、注意喚起する必要のあるチケットを知る機会を持つからです。そうしてどのチケットに労力を傾注したいのか、優先度を置きたいのか、単に次の予定をチェックするのか、を決定することができます。
OTRSニュース
OTRSアクティビティの完全なリストと新製品のリリースやパッチに関する大変重要な情報
オンライン
ここで、現在システムにログインしている担当者に関する要約が示されます。さらにそれは、オンラインの顧客用セクションを含んでいます。このウィジェットは通常非表示であることに注目してください。それは前述の設定ウィジェットを使用して表示することができます。